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Channel: 藪井竹庵
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本社神輿が菊坂へ

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 藪さんが子供の頃の道路が空いていた昭和30年代の祭りと比べると、現代の祭りは大きく様変わりしているように思われます。

数年前に藪さんローカルの簸川神社の氏子町会の神輿に付いて記事を書きましたが、藪さんが子供の頃には戸崎町会には大人神輿と、今より大きな子供神輿かありました。それとは別に隣町の南戸崎町会にも大人神輿がありました。

その後藪さんは社会人になり地元の事を振り返る時間がまったくなくなりました。学生時代には知らなかった人間社会のビジネスの魑魅魍魎知ったのです。藪さんの荒ぶる魂を鎮めるためには、一晩中飲み歩くしかなかったんです。

飲み屋の帝王にはなりましたが、高齢になるにつれ身体はボロボロになってしまい、遠くへ出かけられなくなり地元を電チャリで探訪するしかなくなりました。

子供の頃に知っていた事が、数十年経過したのちに見てみると違うんですねぇ。まさに禁断の玉手箱を開けてしまった浦島太郎の心境です(^ω^)

今の戸崎町会の神輿って南戸崎との合同神輿で、それが一基しかないらしい。かつては各氏子町会が一基の神輿を持っていたのだけれども、祭りの時にしか使わない神輿を保管しておくのも大変だし、また神輿に担ぎ棒をセットして担ぎ出すのも大変なので、神酒所に神輿を展示しておくだけと云うパターンも増えているらしい。

神輿の町内巡行をするためには、町会の数多くの役員が事故の無い様に出動しなければならず、地元警察にも届け出て道路使用許可を取らなければなりません。警察の許可が出なかったら神輿巡行は出来ません。

そこで登場したのが本社神輿と云うパターンです。簸川神社には本社神輿がないので詳細は判りませんが、各町会が神輿の巡行をやると大変な混雑になってしまうので、お金持ちが神社へ寄進した本社神輿を一基だけ氏子町会の管内に巡行し、それぞれのエリアの氏子町会の担ぎ手が交代で本社神輿を担いで、日曜日の午前と午後に別のルートで巡行するようにしたのが、本郷櫻木神社の本社神輿巡行です。

各町会の神輿は土曜日の夕方に出して、日曜日には本社神輿だけが巡行すると云うのが、交通渋滞が激しい都心部の神輿巡行のパターンになっているのかも知れません。

 撮影データ・・・平成29(2017)年9月24日(日)午前九時前 菊坂

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