昭和30年代の藪さんローカルのお祭りと云うと、子供や幼児が引っ張る山車と、小さい子供神輿、大きい大人神輿が毎年秋祭りには町内を回ってました。
。しかしそれがいつの頃からか陰祭りとかで、二年に一度は山車と子供神輿しか出なくなっちゃった。今年なんか神酒所すら設営してなかった。
。町内会が高齢化して町内の神輿を担ぐ人が少なくなっている為に、神輿渡御が出来なくなっていると云う状況をテレビでやってました。担ぎ手を外部の人に頼んだんじゃ町内の神輿とは云えないと云う問題もあるらしい。
。確かに藪さんローカルには若い人がいない訳じゃないのだが、地元の出身者ではないので帰省した時には故郷の神輿を担ぐんだろうが、藪さんの町内の神輿を担ぐ若い人はほとんどいなのが現実だ。
。神輿を見たり、ツバメの子育てを見たり、町会のラジオ体操に来ているのは藪さんのような年寄りばっかりなんだなぁ。
。地方には、若い人が都会に出てしまって年寄りばかりになった限界集落ってのがあるが、藪さんローカルだってあと十年もしたら、祭りの準備をする人っていなくなっちゃうんじゃなかろうか?
。少子高齢化を祭りの観点から考えてみると、これはかなり問題だと思いました。それと東京一極集中は、少子高齢化よりもはるかに問題が多い。若い人は東京に出稼ぎに来ているだけで、東京を故郷と思う愛着がないんです。だから旅の恥はかき捨てでハロウィンなどでバカ騒ぎをしてゴミを散らかし放題。自分の故郷でそんな事をしますか?
。江戸東京の伝統なんて、それを守ろうとする人がいなかったら簡単に終っちゃいますよ。
撮影データ・・・平成29(2017)年9月24日(日)午後 文京区本郷