文京区は「文の京(ふみのみやこ)」と云うくらいですから、明治期にはたくさんの文人が住んでおりました。ですからその住居跡などの史跡がたくさん残っています。
。24歳半で若くして亡くなった樋口一葉(明治5年3月25日~明治29年11月23日)もその一人です。一葉と云ったら本郷菊坂が有名で、このブログでも何度も取り上げておりますが、一葉が使った井戸だとか、貧乏だった一葉が通った質屋の蔵が史跡として残っています。
。一葉記念館は台東区千束(浅草)にあって様々な遺品が展示されてますが、121年前の11月23日に亡くなったのは、菊坂に近い文京区(戦前は本郷區)の丸山福山町(現在の文京区西片町)でした。
。現在の西片町には、洋服チェーン店さんの敷地に文京区教育委員会が建てた樋口一葉終焉の地の碑があります。毎年11月23日の一葉忌の前になりますと、献花がされています。
。これはかなりマイナーな地元情報ですので、ほとんどの方はご存知ないと思います。かく云う藪さんも、隣にあるAEON系のまいばすけっとと云うコンビニスーパーに数年前に缶チューハイを買いに行った時に、何でこんなところに花が飾ってあるんだろうと思って調べて、初めて知りました。
。地元民しか知らない事っていっぱいあるんですねぇ。ブログってのは、どっか有名なところに観光に行って誰でも記事にするような事を書くんじゃなくて、自分しか知らないような事を記事にしてこそ、オンリーワンの価値があるんじゃないでしょうかねぇ(^ω^)
撮影データ・・・平成29(2017)年11月26日(日)午前七時前 白山通り西片町