ってのは、藪さんローカルの簸川神社の祭りが終わった時にやりましたが、祭りはひとつじゃない訳で、祭りの数だけ祭りの終りがあります。
祭りを長い時間取材してますと、盛り上がりと休憩の連続する波があり、祭りってのはどんな作曲家も作った事がない数時間以上に及ぶ音楽だと思いました。
それぞれのイベントが各楽章に相当します。朝の第一楽章から始まり、夜の第四楽章で終わるって感じです。その音楽には一応譜面はあるのですが、演奏者の自由演奏に任されている。しかも演奏者はステージ上にいる人だけではなくて、見物人も「祭り」と云う長編音楽をジャズのようにアドリブで作り上げて行くのです。
祭りと云う音楽の凄いところは、第四楽章が終わって神輿渡御が終わったからと云ってまだ終わらないんです。藪さんローカルのような小さな祭りでは神酒所の解体で祭りは終わりますが、根津神社や靖国神社のみたま祭のような大きな祭りでは、神輿が終わったからと云って祭りが終った訳じゃないんです。
藪さんは一日の取材で疲れちゃって深夜まで取材する体力がなくて途中で帰ってきちゃうのですが、根津神社や靖国神社では日付が替わる頃まで縁日の屋台で賑わっているのかも知れません。
不忍通りの神輿渡御の取材を終えてから、午後七時過ぎに根津神社の境内に入り、ピークを迎えている屋台の営業に出会いました。それをノラリクラリとレポートしていたら、舞殿で定番の浦安舞をやってました。
それを撮影しようかと思ったのですが、この日は二時間を越える撮影をしていたのでカメラにバッテリー残量少々のコーションランプが点灯している状態では、このあと白山神社の盆踊りの取材があるので、浦安舞の撮影は断念せざるを得ませんでした。
浦安舞に関しては今年のつつじ祭りの時に取材してますので、5月の初旬頃の過去記事をご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=krw6mi3bHxk
撮影データ・・・平成26(2014)年9月21日(日)夜 文京区根津神社
使用機器・・・sony handycam HDR-CX270+カムコーダーサポート(首掛け式一脚)ETSUMI E-6124