。日本各地で桜の開花が報告され、いよいよお花見のシーズンとなってまいりました。とは云え、桜の品種の中でヒカンザクラ(緋寒桜)群に属する早咲きの桜は、1月から咲き出して今頃は花が散り葉桜になっています。
。テレビなどで桜の開花が騒がれるのは、エドヒガン(江戸彼岸)群に属し、春のお彼岸の頃に咲き出す品種の内の、ソメイヨシノ(染井吉野)と云う品種の事です。
。日本には既に江戸時代までに300種を超える桜が存在し、それらの品種がどんどん交配されて現在では600種を超える桜の品種があると云われています。
。ですから、梅と桜の区別も付かない藪さんに、河津桜と修善寺寒桜の区別なんか付く訳がない。上野公園の入口の左右にある二本の大寒桜の大木を初めとする早咲きの緋寒桜群には、河津桜や修善寺寒桜や横浜緋桜などの20種類くらいがあります。
。たくさんの桜の種類があるのは、ソメイヨシノのように染井村の植木屋さんが小石川植物園で交配実験をして、明治になってから新しく作られた園芸品種や、伊豆半島などの暖かい地方で自然交配した品種を発見したりするからです。
。まだ発見されていない新種を見付ければ、彗星同様に自分の名前が付けられます。「藪さん桜」なんてね(^ω^)
https://www.youtube.com/watch?v=iCV6_PcrFQY
撮影データ・・・平成27(2015)年3月18日(水)午後 千鳥ヶ淵緑道
。現在の千鳥ヶ淵のソメイヨシノは、かなり開花してきましたがほんの一週間前は、まだ千代田桜まつりも始まってなくて、この動画のような様子でした。それにしても、曇った日には取材に行きたくない。動画の品質が明らかに悪い(^ω^)
。それとここのところの播磨坂の観察で、ヒヨドリとスズメの桜の花に与える影響が判りました。ヒヨドリは長いクチバシで花の蜜を吸いますが、スズメは花の根元を食い千切って水分を舐める。だからヒヨドリの場合は花は残りますが、スズメは花を落とします。その証拠動画は後日の記事で・・・