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Channel: 藪井竹庵
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夜討ち朝駆け

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イメージ 1 ツバメの子育てのハイライトは、もちろん巣のヒナにお母さんとヘルパーさんがエサを運び、ヒナが口をいっぱいに開けて大声を上げてエサをねだるシーンです。

ツバメのヒナは藪さんの計算によると、一日に6ミリ成長します。もし人間の赤ん坊がその速度で成長したら・・・一年で、2メーター19センチになり、ジャイアント馬場と同じくらいになります(^ω^)

ツバメのような野鳥には、カラス等の天敵がいる為に出来るだけ早く成長し巣から飛び出す必要があるんです。ツバメのヒナにダイエットなどと云う事はなく、寝てる時以外は朝から晩までエサを食べ続けます。

お母さんとヘルパーさんは、引っ切り無しにエサを運び続けます。その三週間くらいの間は日中でも容易にツバメを観察する事が可能ですが、そこまでに至る期間のうち、巣を作る材料を運ぶ間と、お母さんが一日に一個の卵を産む30分くらいの間以外は、日中に巣の近くでツバメを観察する事はできません。

と云う事で、卵を産む新しい巣を作り始めるまでは、ツバメは日中には巣を作る場所のそばにはいません。夜になると巣を作る場所のそばに帰ってきて寝ます。

藪さんローカルには、ツバメの寝床用の棚が用意されてますが、そう云うものがない所では去年子育てをした巣で寝ます。

去年の巣にツバメは卵を産むと思ってらっしゃる方が多いのですが、厳密に云うとそうではありません。ツバメはきれい好きで毎年新しい産卵床で卵を産みたいんです。でも付近に適当な場所が無い場合は、去年の巣の上に新たに巣作りの材料を運んで新しい巣を作って、そこに産卵します。

つまりツバメの観察ってのは、惰眠をむさぼっていては出来ないって事です(^∇^)

https://www.youtube.com/watch?v=UyGnpUDOusc
 撮影データ・・・平成27(2015)年4月21日(火)午前四時半 藪さんローカル

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