Quantcast
Channel: 藪井竹庵
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1816

新米母さん

$
0
0
イメージ 1 ツバメは子育てする条件がいい場所では、年に二回産卵し子育てするのが普通です。

藪さんが歩いて五分以内に行ける場所では、今年は五ヶ所でツバメが子育てをし、六月末までにすべての場所でツバメのヒナが巣立ちました。

6月27日(土)に三羽が巣立った一番遅い巣立ちの産卵場所では、まだ今年二回目の子育ての準備を確認できてませんが、その他の三ヶ所では今年二回目の産卵が終り、お母さんツバメが産卵床で卵をあっためてます。

問題は藪さんローカルなんです。今年は表と裏の二ヶ所の棚で子育てが行われ合計九羽のヒナが巣立ったのですが、その後何羽ものツバメが産卵床の下見に来ていながら、十日くらい二回目の子育てをする産卵床作りが始まらなくて、ツバメの親衛隊はイライラしていました。

去年は6月26日には二回目の産卵床作りが始まっていたのに・・・

でもようやく何も無い壁に新たに土を付け始めました。棚の上に土を乗っければすぐに産卵床が完成するのに・・・なかなか人間の思惑通りには行かない。

でも、もう少しで卵を産み始めると思います(^ω^)

藪さん地方では、一回目の子育ては四月の中旬から始まり、六月中旬頃までには巣立ちます。二回目の子育ては六月中旬~六月末頃に始まり、八月中旬~八月末までには巣立ちます。産卵床を作りを始めてから巣立つまではだいたい二ヶ月です。

一回目の子育ては、去年までに生まれたツバメのお母さんがやりますので、比較的スムーズに巣立ちます。問題になるのは二回目の子育てです。

二回目の子育てと云うのはだいたい六月中旬に始まります。と云う事は、去年までに生まれたツバメが子育てをしているのかって事になります。もちろん既に産卵床で抱卵しているツバメを見ると、二枚の尾羽が長い去年までに生まれたお母さんなんです。

しか~し、以下の動画をご覧いただきたい。手前の黄色い棒に止まって寝ているのは、二枚の尾羽が非常に長い去年までに生まれた大人のツバメです。このツバメは午後七時半前からずっと同じ場所を動かずに寝てましたから、ヘルパーさんです。

後ろの棒に止まって寝ているツバメの尾羽は大人のツバメの尾羽と比べるとかなり短い。このツバメは藪さんが缶チューハイを買いに行く前にも、午後八時前に帰ってきた時にも、作ったばかりの産卵床で寝てました。だから藪さんはいよいよ最初の卵が生まれたかと思ったのですが・・・

確認の為に午後九時前にもう一度見に行ったら・・・残念ながら黄色い棒で寝てましたので、まだ卵は産んでないはずです。お母さんツバメは、最初の卵を産んだら絶対に巣から離れません。それは卵をあっためる訳ではなくて産んだ卵を見守る行動です。卵をあっため始めるのは全部の卵を産んでからです。

全部の卵を産んでからあっため始めるのは、ヒナを同じ大きさに育てるためであり、一斉に巣立てるようにするためなんです。ヒナの巣立ちにバラツキがあると、去年の藪さんローカルの二回目の子育てのように、三、四日のドタバタ劇になります(^ω^)

藪さんローカルの二回目の子育てが何でこんなにドン臭いのかと云うと、他とは違ってお母さんが今年早くに生まれた一年生だからです。新米母さん頑張れ!(^∇^)

https://www.youtube.com/watch?v=FjgsNi9sYGo
 撮影データ・・・平成27(2015)年7月5日(日)午後九時前 藪さんローカル

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1816

Trending Articles