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Channel: 藪井竹庵
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大筋合意

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イメージ 1 揉めていたTPP(ティー・ピー・ピー Trans-Pacific strategic economic Partnership agreement=環太平洋戦略的経済連携協定)の各国閣僚会議が大筋合意したそうです。

しかし「大筋合意」と云う用語は、日本国憲法同様にどのようにでも解釈できる優柔不断で便利な政治用語ですね。民間では絶対に使わないと云うか、何かの契約にはなりません。

A子さん、結婚してください。
はい。その件につきましては大筋合意します。

・・・ってな事は絶対にあり得ないね。結婚に付いては大筋では合意しましたが、調べてみるとあなたの収入が低いので結婚をお断りします。

と云う事はあり得ます。芸能人の結婚ラッシュですが、離婚するのも早い。つまり大筋合意して結婚したけれど、様々な条件が合わなくて離婚する。

藪さんの記事は出来るだけ判りやすく解説しますので、話が多少下世話になるのはご勘弁下さい(^ω^)

つまり大筋合意したけれども、様々な条件が国会で承認されなかった場合は、TPPへは不参加となる。合意するのは簡単だけれども、農家の合意を得ていない訳で反発は必死であり、揉めまっせぇ・・・

と云う事でね。一番問題になるのが安い米の輸入でしょう。かつては、「貧乏人は麦を食え」と云った本音を吐露する総理大臣がいましたが、輸入米は政府の備蓄米とし市場に出さないので米価は値下がりしない・・・なんて誤魔化しが通用するのか?

日本には生産者米価ってのと消費者米価ってのがあって、ダブル・スタンダードでやってきました。つまり、農家の米の生産を維持する為に政府が米を高く買い入れる。これが生産者米価。でもその高い価格では、米離れが起こってしまい政府が買い上げた米が売れないので、安い価格で市場に出す。それが消費者米価で、その差額は税金で補填する。

これまでは外国米の輸入を阻止してきたから、国内米だけの面倒を見ればよかったのですが、安い外国米がどんどん入ってきて政府がダブル・スタンダードの米価を続けていたら、日本の借金は更に増え続け数年後には破綻しかねない。

唯一の希望は・・・日本人のグルメ志向です。衣食足りて礼節を知った日本人は、高くても旨い米を食います。一ヶ月一万円の食費で抑えたい人は、池田元総理ではないけれど安い米を食えばいい。健康志向でわざわざ麦飯を食ってる人もいるくらい現代は多様化してるんです(^∇^)

藪さんの意見は? まあ、やってみて不具合が生じるんなら修正すればいいじゃん? (^∇^)

そんでもって今回のアーカイブ動画は・・・柳町小学校五年生の稲刈り~(^∇^)

https://www.youtube.com/watch?v=_CDbSnUvsJk
 撮影データ・・・平成26(2014)年10月1日(水)都民の日午後3時 小石川後楽園

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