年の始めの例(ためし)とて
終(おわり)なき世のめでたさを
松竹(まつたけ)たてて門(かど)ごとに
祝(いお)う今日こそ楽しけれ
。ご存知「一月一日」と云う唱歌の歌詞です。
。お正月は何でめでたいかと云うと、天皇の御代が終わりなく続くからめでたいんですね。いずれにしましても、めでたい事はめでたくない事よりも良い事である。今年も馬鹿者達が盛り場でバカな騒ぎをしたようであるが、お正月ってのは各家庭の歳神様を静かに迎えるものなのである。
。だから藪さんはどこへも出かけずに、チューハイ飲みながら両親の事を思いだして涙していました(^ω^)
。まあそれはともかく、皆様、あけましておめでとうございます。今年も楽しく過ごしましょう(^∇^)
。って事でね。ラジオ体操の取材に行こうと思ったのですが、初天神の取材までは自重しようと思います。
。どう云う記事を書きましょう。やっぱりおめでたい落語がいいですよね。73歳時の圓生が鈴本の初席で演じた「八五郎出世(妾馬)」がいいでしょう。八五郎が出世をすると云う、おめでたいお話ですと締めくくってます(^∇^)
https://www.youtube.com/watch?v=yIX0uuSkS-8
データ・・・六代目 三遊亭圓生 明治33(1900)年9月3日~昭和54(1979)年9月3日 享年79 前名=六代目 橘家圓蔵 出囃子=正札附 本名=山崎松尾 勲四等瑞宝章(1973年9月)
。映像データ・・・昭和49(1974)年1月5日にNHKで放送された映像・・・藪の解説を加えるならば、この映像は昭和49年の上野鈴本の初席の映像をNHKが収録し1月5日に放送したものと思われます。だからこの時の圓生は73歳ですね。ちなみに、鈴本の初席のトリを取る人が東京落語の第一人者となったのはいつの時代からだったか・・・?
。しかしながら現代の鈴本の初席(1日~10日)は三部制になっており、一部のトリが柳亭市馬。二部のトリが古今亭菊之丞。三部のトリが柳家三三となっております。
ちなみにこの演目は、圓生がまだ小僧の頃に師匠の四代目 圓蔵から教わったモノで、義父の五代目 圓生が亡くなった後に六代目を襲名した圓生は後ろ盾を失いましたが、この演目が出世作となりました。