。先週水曜日の天気が良かった日のたった三時間弱の取材で、十日分以上の記事を書いてしまう藪さんです。だって藪さん今年は花粉症の症状がひどくて、目や鼻が痛いからやたらと外出できないんです。水戸のご老公も、茨城県内をちょこっと散歩しただけで、日本全国漫遊記を書いたのかもしれない(^ω^)
。と云う事でね、不忍池の蓮池では去年の初冬から、枯れた蓮の茎の刈り取り作業が行われていましたが、4月6日の取材時点ではすべての蓮の茎が刈り取られていて水面上には何もありませんでした。
。でも初夏になると怒涛の如く蓮が伸びてくるんですねぇ。物凄い生命力を感じます。蓮の茎を刈らずにそのままにしておくとどうなるのかと云う疑問もあります。
。不忍池は古い時代には江戸湾に流れ込む石神井川が滞留して出来た自然の池だったらしいですが、現在では流入河川はなく、地下水をポンプで汲み上げて池の水を維持しているらしい。戦後の食料不足の時には水田として利用されたらしい。
。都心にある平均水深が一メートル以下の浅い池ですから、夏場になれば当然水質が悪化して悪臭を発します。ですから不忍池のボート池では、今年の二月には浚渫工事が行われていたし、ポンプで水を循環させて水質を浄化するビオトープ(バイオトープ)事業が行われて、生物の生態系を自然の状態に保つ工夫がされているのです。
。それによって水生植物や野鳥、都会では見られなくなってしまったホタルやオニヤンマが生息できるような環境にしているのです。バカな人間が単に自分の満足だけで、野鳥にお菓子をやってはいけないと藪さんが主張している理由が判るでしょ?
。ユリカモメがかっぱえびせんを食べてる状況は自然じゃないんです。高脂肪高カロリーのエサを食べたユリカモメは糖尿病になってしまい、暖かくなって北の国へ帰る時に飛び続ける事が出来ずに落ちて死んでしまいます。野鳥ってのはペットじゃないって事をよく考えて下さい。もちろんペットとして飼う場合もちゃんと死ぬまで面倒を見る責任が人間にはあるんです。
https://www.youtube.com/watch?v=1Hz4hZVwN7M
撮影データ・・・平成28(2016)年4月6日(水)午前7時45分 不忍池