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Channel: 藪井竹庵
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暮れの浅草寺

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 藪さんが一番最初に浅草へ行ったのはいつ頃だったろうか?

 小学校へ入学する前の事で、もう60年以上前になる。それから何度も親父の妹のおばさんに連れて行ってもらって浅草へ行った。両親とは一度も浅草へは行ってない。両親は年中無休で乾物屋をやっていたから、法事の時に巣鴨の染井霊園へ行く事しかなかった。

 正月に仲見世通りを一時間も並んで本堂まで行くのはうんざりだったが、そのあとに洋食を食べるのが楽しみだった。最初に買ってもらったドーナツ盤のレコードは浅草のレコード屋で、ディーン・マーチンの赤鼻のトナカイとホワイトクリスマスがAB面だった。

 それは赤いプラスチック盤で、きれいで米国の文化を感じました。ウチは戦前は洋食屋をやっていたので、電蓄でSPレコードを掛けていたのですが、その25センチSP盤のレコードが数十枚残ってました。

 そのレコードはどれも黒くて重かったから、17センチの赤いドーナツ盤を見た時には驚いたのです。

 この日は平日の昼にも拘らず随分混んでました。と云う事は観光客なんですよね。サンダル履きで来ている地元の人はほとんどいないんです。浅草寺は観光客向けに特化したんでしょうね。

 藪さん的には寺社ってのは観光地にすべきではないと思います。檀家や氏子を大事にしなかったら、いずれブームが去ったら寂れると思います。まあ浅草寺はそんな事はないと思いますけど、仲見世の店舗の家賃の値上げは直近の問題になってます。

 撮影データ・・・平成30(2018)年12月18日(火)午後一時 浅草寺

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