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Channel: 藪井竹庵
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小三治一門会

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イメージ 1 もうすぐ梅雨が明けて楽しい楽しい夏がやってまいります。・・・と若い頃の藪さんは思ってました。エアコン付きのケンメリのスカGに乗ってましたが、夏はやっぱりエアコンなど付けずに窓を全開にして暑い空気に触れたいと思ってました。

 ♪若き日、早、夢と過ぎ、我が友、皆、世を去りて・・・orz

 オールド・ブラック・ジョーの歌の歌詞ではありませんが、藪さん最近、柄にもなくちょっとセンチになってます(´,_ゝ`)プッ

 若い頃の無鉄砲な元気がなくなっちゃった。だからと云って悲観する事はなく、それが円熟って物なんだと思います。現在の落語協会の会長の小三治さん。昭和15(1940)年生まれですから今年73歳になりますね。私が現役の噺家さんを聴いていた頃は若手のホープでしたが、今や押しも押されもしない東京落語の第一人者で貫禄が出てきましたな。

 若い頃は数々の失敗をするもんです。だからと云ってそれが人生に於いてマイナスなのかと云うと・・・そうじゃないと思います。人生に於いて無駄な経験なんかないと思います。私の事を「物知り」だとか「先生」と仰ってくださる方がいらっしゃいますが、私はそんな大層な人間じゃありません。若い頃に数々の失敗をしてきたからこそ、いろんな事を生で知っているだけなんです。

 このブログをご覧になっている若い人に私が申し上げたいのは、自分が良かれと思う事はトコトンやりなさいって事です。それができるのは若いうちだけなんです。私のように歳を取ってくると、身体が動かなくなって出来なくなります。もちろん分別も付いて来るので、バカな事は初めっからやりません。

 でも何がバカな事なのかってのは、やってみなけりゃ判らんのです。現在の私は右翼的思考をしています。しかし私が若い頃は左翼でした。それが何故右翼になったのかと云えば・・・左翼の理論のいい加減さに気が付いたからです。世の中には今だに左翼気取りの判ってない連中が今度の参院選に立候補しているようですが・・・もっと勉強して大人になって欲しいと思います。

 よく云われるフレーズに「おぎゃあと生まれた時には誰でも裸でした。死ぬ時にパンツ一丁はいてれば勝ちやで」ってのがあります。「青年よ大志を抱け」ってのも誰かが云いました。若者よ、自分が正しいと思う事をやりなさい。たとえ失敗したとしても、それはあとの人生で取り返せるんです。

 なんかいつもの藪さんの記事とは違う変な記事になってしまいましたが、藪さんは常にこのような事を考えて、寺方の法話のような記事を書いているんです(^∇^)
 。こう云う事が語れてこその柳家本家なんですよ。残念ながら三遊本家は消滅してしまいましたな。

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