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Channel: 藪井竹庵
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ツバメの壁ドン

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 近年では初夏の風物誌のツバメを見なくなったとお嘆きの皆さんが多くなりました。

 とは云えツバメは三月中旬頃から九月中旬頃まで、半年間に渡って日本に子育てにやってくる夏鳥と云われる渡り鳥です。あくまでも概算ですが、十万羽くらいは日本に渡ってきていると思います。

 何故ツバメを見かけないのかと云うと、ツバメが皆さんのそばにいないからです(^ω^)

 野鳥が居る場所はツバメに限らす、食住が確保されている場所です。つまりエサが豊富にあって外敵に襲われにくい寝倉がある場所です。一般的には河川敷の葦原と云う事になると思います。

 東京の場合は多摩川の河川敷とか荒川周辺って事になるのかもしれませんが、藪さんは実際にそう云うところへ取材に行った事がないので知りません。

 ツバメを発見するよりもっと難しいのが、ツバメの産卵床を発見する事だと思います。さらに難しいのは、ツバメがその産卵床をどうやって作っているのかを動画撮影する事でしょうね(^ω^)

 藪さんはツバメの産卵床を発見する名人だと思ってます。去年は七ヶ所の産卵床を回診しました。それはどう云う場所にツバメは産卵床を作るのかを知っているからです。

 ツバメはモルタル塗りの多少凹凸のある垂直の壁の天井近くに土を付けて産卵床を作ります。タイル張りのようなすべすべした壁にはつかまれないので作りません。

 もしその場所に産卵床を作られては困る場合は、産卵床を作っている途中で棒で土を落としてください。ツバメは別の場所に土を運んで産卵床を作ります。くれぐれも卵を産んでから産卵床を壊してはいけません。ツバメは二度とその場所には来なくなります。

 下の映像は以前にツバメが産卵床を作った場所なのですが、その時には下の自転車を移動しました。その後そこに産卵床を作られると人間の迷惑になるので土を壊しました。

 今年のセカンドラン(第二次子育て)でその場所に土を付け始めたので、毎日その土を棒で落としました。ツバメもその場所はNGだと理解してくれたようで、表の右の棚に土を運び始めました。

 ツバメだって人間の迷惑になるなって事は知ってるんです。だから緩やかにそれをツバメに伝えてやれば、ツバメだってそれを理解する知能を持っていると思います。

 撮影データ・・・令和元(2019)年6月12日(水)午前8時55分

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