藪さんはツバメの子育ての観察が二番目に好きです。一番好きなのは? 缶チューハイ(^ω^)
まあそんな与太話はさて置き、ツバメって何であんな理不尽な子育てのルーティーンをやってるんでしょうか?
他の野鳥が卵を産む場所ってほとんどが地面とか木の上に枝や藁を運んでそこに卵を産みますよね。でもツバメはそうじゃない。ニュートンの重力の法則に逆らうが如くに、垂直の壁に土を付けて産卵床を作ります。
そんな産卵床を作る野鳥はツバメしかしません。だからこそその観察が面白いんです。そばに棚があったりして産卵床を作りやすい場所があっても、ぞろっぺなツバメは別にして、新たに壁に土を付けて産卵床を作りたがる野鳥なんです。
しかも面白いのは、一発で一ヶ所に産卵床を作るんじゃないんです。あちこちの壁に土を付けてから気に入った場所に産卵床を作ると云う、実に面白い行動をする野鳥です。
ツバメはみんな同じ形をしているので個体識別はできません。識別できるのは尾羽の長さの違いによるオスメスの違いくらいです。でも藪さんのように一日に五回以上観察していると、行動の違いによってある程度の個体識別が可能になります。
メスをガードするオスのヘルパーさんは頻繁に交代しますので、藪さんを認識していないオスは威嚇をしてきますが、そのうち藪さんを認識して、夜中に観察してもまったく敵意を持たずに熟睡してます(^∇^)
撮影データ・・・令和元(2019)年6月13日(木)午前10時33分