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と云う事で七夕に関連した落語を考えたのですが・・・ない。七夕は星のお祭りとも云われているので、天に関連していますね。「天が許しません」としょっちゅう云っていたのが「天」とお友達だったらしい、上野黒門町に住んでいた大師匠ですが、それを証明する人がいないので定かではない。
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「空見た事か」でサゲる志ん生の「羽衣」と云う演目もありますね。ここはひとつあまり取り上げる機会のない上方落語の「月宮殿星の都」と云う奇想天外な話を研究してみますか・・・
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最初は「うなぎ屋」かいなと思ってしまうのですが・・・牛に牽かれて善光寺詣りではありませんが、鰻に牽かれて天空へ登ってしまうと云ういやはや何とも落語の世界にしかありえないお話(^ω^)
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短い記事で申し訳ありませんが、藪地方、昨日から一気に真夏になったみたいで非常に暑い。こんな天気だと夕方には七夕ならぬカミナリが鳴って夕立が降ってきそうです。
30:58 月宮殿星の都 /笑福亭松鶴
データ・・・六代目 笑福亭松鶴 大正7(1918)年8月17日~昭和61(1986)年9月5日 享年68 前名=四代目 枝鶴 出囃子=船行き 本名=竹内日出男 五代目 松鶴実子 上方落語協会第二代会長(1968~1977) 紫綬褒章受章(1981) 大阪市上方芸能人顕彰(1996) 大阪府立上方演芸資料館殿堂入り(1998)
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このサゲはやはり解説が必要でしょうね。「江戸の敵(かたき)を長崎で討つ」と云うフレーズの洒落なんです。江戸と長崎と云ったら三百里以上の距離がある訳ですから、意外な場所で昔の恨みの仕返しをすると云う意味なんです。