。ハトやカラスも見分けはつきますが、その他の野鳥となると名前も判らないし生態も知りません。
。冬眠する動物は何故そうするんだろう? 藪さんのように冬は寒いから冬眠すると云うのは正解じゃないよね。
。動物の行動を考察する時に最も重要となる要素は、捕食するエサだと思います。冬枯れと申しまして、どうしても冬場は野生動物のエサが少なくなります。エサが少ないのにエサを探し回ったら余計に腹が減り、餓死しかねない。
。落語でも語られますが、富くじに当らなかったら? うどん食って寝ちゃう。百年以上語り継がれてきている落語と云うのは、単なる面白いお話ではありません。自然科学の真理をも突いているんです。
。クマは秋口に産卵の為に川の上流部に遡上して来るサケを大量に捕食し、冬眠の為の体力を蓄え、エサのない冬に備えるんです。庶民は金がないのでクマとは違って、サケを大量に食べる事が出来ないから、うどん食って寝るんです(^ω^)
。まあそう云う事で、冬から初春にかけてはまだ二十四節気の啓蟄(けいちつ=冬籠りの虫が這い出る=3月6日頃)の前なので、野鳥のエサが乏しい。だからと云って人間が野鳥にパンを与える必要はありません。鳥ってのは恐竜の子孫で、人間が考えている以上に逞しい。
。虫がいなけりゃ花を食う。今の時期に梅や早咲きの桜を観察すると、必ず野鳥が花を食べてます。花が食べられちゃうからって野鳥を追い払ってる人を見た事ない(^ω^)
。むしろ花を食べている野鳥を観察します。スズメやメジロ(黄緑色の小鳥なので、ウグイスと間違いがちですが、目の周りが白い)が桜の花を食べているのを目撃した事がありますが、スズメやメジロよりも大きいヒヨドリも盛んに桜の花を食べます。ヒヨドリは大きいから観察しやすい。
。藪さんは野鳥は桜の花びらを食べると思ってたのですが、それはどうも間違いのようです。ラッキーにも清和公園で河津桜を食べているヒヨドリを観察する事ができたのですが・・・花びらではなくて花の中を食べてました。
。調べてみたら、ヒヨドリやメジロは甘党でした(^∇^)
。だから天然の甘味を好んで食べるんですね。播磨坂で話し掛けてきたおばさんが仰ってた事が正解だった訳です。庭がある方は、甘い柑橘類を鳥が食べやすいように輪切りにして木の枝などに設置しておくと、甘いニオイを嗅ぎ付けてメジロがやってくるようです(^∇^)
https://www.youtube.com/watch?v=0jg2fyRkPKg
撮影データ・・・平成27(2015)年2月19日(木) 文京区清和公園