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Channel: 藪井竹庵
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子育ての巧拙

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イメージ 1 この数年、藪さんはたくさんのツバメの記事を書いてきました。

一般的に理解されているツバメの生態とは異なる事を書いている藪さんの記事を読まれた方は、驚かれた事と思います。でも藪さんは膨大な時間を費やしてツバメを観察し、その事実しか書いてません。

藪さん以外には誰も使ってない独自の用語も多数使ってきました。ツバメのヘルパーさんなんて、このブログを読まれた方や藪さんローカルで藪さんとツバメ談義をした人しか知らない用語です。

更にはファーストランやセカンドラン。そんな用語は藪さん以外には誰も使ってない(^ω^)

藪さん以上にツバメの事を知っている人はいないなんて生意気な事は云いたくないけれど、ウィキペディアの記述なんかを読むと、かなりツバメの事を誤解しています。

一回目の子育てに失敗したメスが二回目の子育てをするんじゃないんです。おそらくツバメは四月の中旬までに一斉に日本に帰ってきます。帰る場所を憶えていたツバメは去年の産卵床のそばに帰ってきて寝ます。今年の藪さんローカルでは、4月11日の早朝に四羽のツバメが前日に帰って来た事を落ちているフンの状態から確認しました。

帰る場所を忘れてしまったツバメや、オスのツバメは河川敷の葦原で寝ているものと思われます。

藪さんがファーストランと云っているツバメは、だいたい四月の中旬過ぎには産卵床作りを始めます。そして6月の始めまでにはヒナが巣立ちます。ファーストランの子育てはほとんど問題なく巣立ちます。それは多分ベテランのメスがやってるからだと思います。

一方、セカンドランのツバメの子育ては、ファーストランのヒナが巣立ったあとの6月中旬過ぎに産卵床作りが始まります。藪さんの観察では、セカンドランのツバメの子育てをするのは若いメスで、子育てが下手です(^ω^)

何故下手なのかと云うと・・・ヒナの成長にバラツキがあるんです。この産卵床のヒナも、左から二羽目のヒナの成長が悪い。ファーストランの子育てではこんな事はありません。もちろんこんな事は、藪さん以外には誰も観察出来ていないでしょうね(^ω^)

https://www.youtube.com/watch?v=ajWQGzu7k0k
 撮影データ・・・平成28(2016)年7月23日(土)午前中 白山通りのペンキ屋さん

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