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Channel: 藪井竹庵
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夜桜

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イメージ 1 「夜桜(よざくら)」と云う品種の桜が特にある訳ではない。夜見るから夜桜なんです。そんじゃあ、朝見たら朝桜で、昼見たら昼桜かい? って屁理屈をこねてはいけません。桜の場合は、朝桜や昼桜と云う用語は一般的にはなく、夜桜と云う用語しかありません。

 藪さんは何故こう云う細かい事をいつも記事に取り上げるのかと云うと、日本語と云う、世界一難しいと思われる言語を正確に理解するためには、少しでも疑問に思った事は徹底的に調べるべきだと考えるからです。

 例えば朝顔と云う夏場に咲く花がありますが、その植物名の由来に付いては判りませんが、夏場の早朝に咲いて、ホンの数時間だけ花を開いて、朝のうちに花が萎んでしまうので朝顔と云う名前になったものと思われます。

 朝顔とは別の種類ですが、朝顔よりももう少し長い時間、つまり昼頃まで咲いているのを昼顔と云います。更には、夕顔と云う干瓢を作るものもあり、夜顔と云う花もあります。それらの花は全て別の種類です。さすがに、寝顔や笑顔と云う花は存在しません(^ω^)

 と云う事で今日の記事はこれでおしまい。相変わらず、ぞろっぺな記事だとお思いでしょうが、昨晩撮影してきた播磨坂の夜桜の動画を出すために、これだけの文章をひねり出したと云う事です(^ω^)

 土曜日の午前中にも播磨坂のイベントの取材をしてきて、子供動物園とか、千駄木にある駒込学園の生徒さんによる和太鼓演奏も撮影してきました。ちなみに駒込学園の卒業生には・・・鯨岡兵輔、大滝秀治、萩本欽一、江口洋介、小島三児さんなどがいます。

 午前中の播磨坂の取材のあと、夜には千代田区の千鳥が淵緑道の桜並木のライトアップの取材にも行ってきました。おとといの午後には、そのライトアップのLEDの設備の具合もチェックしましたが、案の定、ライトアップとは名ばかりで単に白色のLED球を点灯して桜に当てているだけ。

 しかも、どっから湧いて来たんだか判らない大勢の人間が、人員整理のガードマンのハンドスピーカーから流れる「立ち止まらないで下さい」と云う声に促されて、ただゾロゾロと歩いているだけ。そんな夜桜見物があってたまるかい!

 靖国神社の方をチェックしたら、露店が電気を点けて盛んに煙を発生している。その屋台部分には桜の木なんかありません。藪さんが如何にガッカリしてしまったかがお判りでしょ?

 もちろん口直しに播磨坂へ回りましたよ。ピンク色の二列のボンボリの下で、皆さんがアルコールを飲み食べてました。播磨坂には露店の出店が禁止だし、基本的には火気使用禁止で、ほとんどが地元の人たちばかりですから、家で大鍋におでんなどを作ったのを持ってきて食べてます。子供たちもたくさんいてキャッキャと走り回っている。これこそが花見なんですよ。花なんか見てないけどね。

 千鳥が淵のように、子供がほとんどいなくて(来てるのは地元の人じゃなくて観光客だからそうなる)、ただゾロゾロと歩いてるのは花見とは云わんでしょ。藪さんは播磨坂で本当の花見の状況を見て安心して、ますます文京区が好きになりました(^-^)v

撮影データ・・・平成26(2014)年3月29日(土)午後7時半 文京区播磨坂桜並木

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